霊操2週の霊の識別の規定

2019年7月1日


霊操2週の霊の識別の規定       番号は霊操の番号

328 同じ目的を目指す規定.この霊の識別の程度は前よりも高く,第2週によりふさわしい.

329 第一則

敵が引き起こす悲しみと不安を悉く取り去って,真の喜びと霊的な歓喜を与えることが神と天使の霊動における特徴である.敵の特徴は,もっともらしい理由,屁理屈とたえまない欺瞞を使って,その喜びと霊的慰めを妨げることである.

330 第二則

慰めのもととなる原因なしに霊魂に慰めを与えるのは,主なる神だけである.なぜなら,霊魂に出入りし,動かし,霊魂を余すところ無く主なる神の愛へ引き寄せるのは,創造主の特徴だからである.原因なしにとは,霊魂が知性と意志の働きによって,慰めを生む何かを前もって感じ,知ることが無かったと言うことである.

331 第三則

慰めの原因があった場合,善天使,悪天使のいずれも霊魂に慰めを与えうるが,それぞれの目標は相反している.善天使は,霊魂の利益のためであり,霊魂が成長し,ますます善の道において進歩するためであるが,悪天使はその逆を目指し,また後で,自分の悪意と邪念へ霊魂を引き寄せるためである.

332 第四則

光の天使に変装する悪天使の特徴は,初め信心深い霊魂にくみし,ついには自分の思いのままにするということであす.すなわち,正しい霊魂に似合った良い考え,聖なる考えばかりを持ってくるが,後で,次第にそこから離れ,自分の隠された悪巧みと邪念へ霊魂を引き寄せようと努める.

333 第五則

考えの経路によく注意しなければならない.最初と中間と最後が全部良いもので,全く善だけをもとめるものなら,それは善天使のしるしである.しかし,霊がもたらした考えの経路において,最後に霊が悪いこと,横道にそらすこと,あるいは,前に霊魂がしようとしたことほどには良くないことをもたらすなら,また霊魂を弱め,不安にさせ,乱し,以前持っていた平和と安らぎと静けさを奪ってしまうなら,これは,その考えが私達の霊的な益と永遠の救いの敵である悪霊から来ることを明らかに示している.

334 第六則

蛇のしっぽから,すなわち,悪霊が誘い込んだ最後の悪い結果から見て,人間の敵に気づかれ知られた時,彼によって誘われた人には次のことが有益であろう.すなわち,直ちに敵がもたらした良い考えの経路を見て,まずその初めを確認し,次いでいかにして敵が甘味と霊的喜びの内にあった霊魂を次第にそこから引き下ろし,ついにその邪念へ引き寄せたかを検討すべきである.それは,この体験を良く理解し,注意することによって,今後,敵の通常のごまかしから身を守るためである.

335 第七則

ますます善の道に進んでいく人には,善天使は優しく,軽く,柔らかく,滴が海綿に入るようその霊魂に触れる.そして悪天使は,鋭く,騒がしく,不安を起こし,滴が石の上に落ちるように触れる.また,悪の道にますます進んでいく人には,上記の例の触れ方は逆になる.理由は,霊魂の状態がその霊に反しているか似ているかによるからである.反している場合,霊がけたたましく,五感を叩いて,気づかれるように入るが,似ている場合は,開け放した我が家に帰る人のように,静かに霊魂に入るのである.

336 第八則

原因なしの慰めがある場合,記述のようにこの慰めは神から来るので,そこには偽りがない.にもかかわらず,神がこの慰めを与える霊的な人は,今度の慰めの特有の時期をそれに続く時期から,すなわち,過ぎ去った慰めの支えやぬくもりで霊魂が暖まり豊かになる時点から,用心深く注意して,検討し見分けるべきである.と言うのも,多くの場合,この第二の時期に霊魂は,自分の概念と判断を関連づけ,そこから結論を引き出したりして,あるいは善霊か悪霊の影響のため,直接神から与えられたものではない様々な決心と意見を固めるからである.従って,それを完全に信用し実行する前に,極力検討する必要がある.

Posted by 枝人